私が思う、HUNTER×HUNTER人気の理由

名作と言われ続けているHUNTER×HUNTERを全巻(今のところ36巻)購入し、読み始め、早34巻に到達した。

そこで、私が思う、HUNTER×HUNTERが圧倒的な人気を博す理由を記してみる。


分かりやすさ

・まず、ストーリーが分かりやすい。熱い主人公とクールな準主人公。主人公の魅力で仲間を惹きつけ、何かを目指す冒険ストーリー。多くの共通漫画に共通のシナリオだが、このシナリオはやはり読者を魅力するのだろう。とはいえ、それだけでは五万とある。HUNTER×HUNTERをそこから際立たせているのが、下記の魅力。

・念の6分類を始めとして、設定が複雑すぎず読者を置いていかない。誓約と制約の設定なども、その能力の強さを説得的に説明しており、「摩訶不思議の力」で片付けていない。

・それぞれのキャラクターの名前が耳馴染みのある音で発音しやすく覚えやすい。

・ストーリーの特性もあるが、それぞれのキャラの混同が少ない(キングダムなどでは大枠「人」であることに縛られるため、キャラクターが増えると似たキャラが生まれてしまう)。

・戦いの中での技の使い方も細かに解説してある。念の能力をどう利用して敵を攻撃したかが分かり、下記で述べる戦いの心理描写に更に面白みを与えてくれる。


心理描写の細かさ

・戦いにおける読み合いの描写が細かい。ただの殴り合いでなく、お互いの能力や状況、環境など考慮した上で読み合いを繰り広げている様が描かれていて、単なる勝敗の行方だけでない部分で楽しませてくれる。

・幻影旅団しかり、キメラアントのメルエムしかり、敵にも敵にならざるをえない背景と心理描写があり、読者の感情移入を促す。敵役にも人気があると思う。私個人的には、特に幻影旅団の組織としてのあり方など美学を感じた。

・章題とは少し逸れるが、王道的な少年漫画ではありつつも、予想を覆す展開が少なくない。手に汗を握る要素を一層多くしてくれている。

・語彙が豊か。小説並みの表現力で、画力と複合的に物語を描く場面が多い。その中に、現代社会へのメッセージも幾分か含まれているように思う。


以上、まだ読んでない方にはHUNTER×HUNTERを強くお勧めする。



Nakashima Shogo's Ownd

国立大学進学⇒一年間交換留学⇒大学院進学⇒中退⇒ベトナムでインターン の大学生のブログ

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